JVAの取り組みについて

thumbnail

JVAの取り組みについて

当園におけるJVAの取り組みについて

JVAとは(一社・日本ワインブドウ栽培協会)日本で生産されるワインブドウの品質向上を目指す。ワインの味わいはブドウで決まるとも言われ、クリーンな品種の苗木を植えるのは極めて重要な問題です。そのために、日本ワイン用苗木のクリーン化を目指しクリーンで多様な品種やクローンの知識や情報は日本のワイン産業の根幹になると考えます。

JVAでは、それぞれの問題解決のため、ワインブドウの栽培に関わるサポートを行い、品質向上に貢献していきます。
良質な日本ワインを消費者に届けることに寄与し、日本ワイン業界の持続的な発展を目指す協会です。

当園では今春にJVA協会より G1母樹の穂木(品種)、G1母樹の台木を譲り受け、G2母樹園を栽培している状況です、天候にも恵まれ順調に生育しております。その枝を来年度は挿し木用として台木の繁殖を試みます、令和6年に台木の繁殖が旺盛な時は令和7年度に接ぎ木苗の材料として確保できると考えております。ワインブドウを栽培している皆様におかれましては、既存圃場と並行して考えては如何でしょうか。

但し、JVA会員の販売となります。詳しい事は JVAのホームページを参照

当初のG2穂木、G2台木(令和5年度)

品種 繁殖
JVA メイシア 01 挿し木
JVA ヴィダルブラン 01 挿し木
JVA シャルドネ 01 挿し木
JVA カベルネフラン 01 挿し木
JVA アルヴァリーニョ 01 挿し木
JVA ピノノワール 01 挿し木
JVA タ ナ 01 挿し木

台木

JVA1616C01 挿し木
JVA フリーダム 01 挿し木

※JVA品種、台木の接ぎ木が可能の時は台木と 品種の組み合わせをお選びいただけます。

thumbnail

品種解説

JVA メイシア(ヴェ二フェラ系)

近年評判上昇しているスペインとポルトガルで栽培されているアロマティック品種。JVAのものはポルトガル由来。樹勢はそれほど強くない、小さい房、中から大の粒。萌芽は早い、熟期は中程度、うどんこ、べと、灰色かび病に感受性あり。

JVA ヴィダル・ブラン(ハイブリッド品種)

ユニ・ブラン × セイベル 4986。中生、長いバラ房、萌芽は遅く、様々な気候、土壌に適する。 ハイブリッドとしての耐寒性は中庸、灰カビ、ベト、黒とう病に比較的強い。トマトタバコ輪点ウィルスに弱い。シャルドネのようなさまざまなタイプのワインになる。遅摘み、アイスワインにも良い。

JVA アルバリーニョ(ヴェニフェラ系)

イタリア半島の西部が原産 生育は中生で樹勢はやや強めで長梢剪定が適しているとされる、房も粒も小さく豊産性ではなく果皮も厚くややバラ房、酸性土壌、花崗岩、砂地に適する、糖度高く、酸も保持。アプリコット、ミントのような香りを持つ。灰色かび病に強い。

JVA シャルドネ(ヴェニフェラ系)

フランスの clone76 に相当(フランスのデジョン原産)肥沃度は中庸が適している。豊産性は中程度。糖度は中庸から高い、酸もしっかり。上質で香りが豊かで、バランスがとれたワインに仕上がる。

JVA カベルネ・フラン(ヴェニフェラ系)

フランスの 214 に相当。ロワール原産。肥沃度は瘦せているか、中庸が適している。豊産性は低い。糖度は高く、酸もしっかり、色づきも良い。タンニンは中庸から高め、全体としては、上質で香り豊かで、ストラクチャーのあるワインに仕上がる。

JVA ピノノワール(ヴェニフェラ系)

フランスのシャンベルタン近くの圃場原産。

JVA タナー

フランスの南西部の地方特有な品種、タナ―は渋みが強く、タンニンの語源になっています。この赤ワインの特徴は渋みが強い事である。樹勢は強く耐病性も強い。

台木の解説

JVA1616C

JVAフリーダム

JVAに問い合わせ中